第2節 教育理念および保育の特長

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教育理念
教育理念 3幼稚園の教育理念は、「豊かな心身の育成と潜在能力の開発」にある。学園の建学の精神である「真心・努力・奉仕・感謝」の四大精神に基づき、“遊び”を通して、豊かな心と健やかな身体を育むとともに、子ども達の持つ潜在能力がますます、素晴らしく開花することが出来るように、様々な才能開発のチャンスや環境(人との触れ合い、自然環境、社会環境)を整えている。

保育の特長
保育の特長 3幼稚園における保育の特長としては、以下のような内容を挙げることが出来る。
裸ん坊、温水プールなどの「健やか保育」。
保育全般にわたり、美しい母国語である日本語と外国語としての英語をごく自然な方法で、身につけると同時に、“世界はひとつ”の精神を育む「バイリンガル教育」。
才能開発研究所を付設し、毎年2冊ずつ創作絵本“壁画ものがたり”を出版している「創作活動」。
毎月1のつく日に“1の日運動”として、1円玉、ベルマーク、古乾電池、牛乳パックなどを持ち寄り、それらの収益を福祉事業に寄付するとともに、資源再利用の大切さを学ぶ「奉仕活動」。

(1)健やか保育
3幼稚園では、心身ともに健康であることを、第一のモットーにしている。
そのため、直接子どもの保育に関わる保育者自身が、この地球上に生命を授かった真の意味を探求し、常に感謝の念を持ち、すべての活動に当たることが望ましい。子ども達は、このような保育者の真摯な、真心溢れる姿を目のあたりにしながら、健やかに成長することが出来る。実際、年間を通じて、子ども達に薄着や裸を奨励し、その結果、骨や皮膚が鍛えられる身体的効果ばかりではなく、子ども達の心理的な発達面においても、想像以上の効果を生み出している。
すなわち、子どもの心を、周りの様々な環境(人との触れ合い、自然環境、社会環境)に対して、開放的にさせることにより、様々な刺激を享受し、限りない感動を生み出すことさえ可能とする。
また、子どもはそもそも、母親の胎内で羊水に守られて育ったため、水との素晴らしい関係は、生命が誕生した時から存在している。本来、水遊びは子どもにとって大きな喜びであり、また、羊水(胎児の頃)に守られて育ったあの安心感を思い出させるものがある。温水プールでの保育は、生命力溢れる豊かな心とたくましい身体を育むための、最適な環境のひとつでもある。

(2)バイリンガル教育
科学、経済の進歩により、国際化はますます進展し、いまや、21世紀を担う子ども達にとっても、真なる国際人としての成長が期待される。
バイリンガル教育とは、2か国語併用教育のことで、美しい母国語である日本語と、外国語としての英語を、保育全般にわたり、ごく自然な方法で身につけることが出来るよう、環境を整えている。実際、週に2日、サイエド先生とコロンボ先生による楽しい英会話を歌やゲームを通して行っている。
この時期のバイリンガル教育で、最も重要な点は、“ことば”の習得以上に、子どもの“心”の問題が挙げられる。すなわち、子どもは、様々な国の人達と出会い、様々な言葉に触れることにより、限りなく豊かな心の交流を体験することが出来る。心の交流は無限の感動を生み出し、子どもの心をますます豊かに育む。世界はひとつ、地球もひとつ、大切な生命もひとつ、どれをとってもかけがえのない宝物であることを、子ども達に知らせることは、とても大切である。

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(3)創作活動
3幼稚園の創作活動の主なものは、教師による創作絵本“壁画ものがたり”である。
この絵本は、昭和50年4月に創刊以後、年に2冊ずつ発刊され、現在34巻に至っている。
“壁画ものがたり”は、保育室の壁面などに、保育者の創作したお話の世界を再現し、子ども達に夢のある心豊かな環境を与えると同時に、子ども達の無限の可能性を秘めた潜在能力を、自然な方法で引き伸ばすことが出来るよう、工夫されている。もちろん、建学の精神である「真心・努力・奉仕・感謝」の四大精神も“壁画ものがたり”の中に、一貫して流れているので、子ども達の心に豊かな息吹きを吹き込んでいる。
60年の10周年記念には、品川孝子先生(教育心理学者)による講演会が開催されると同時に、子ども達の夢のある個性的な作品展示会ももたれた。
平成2年度の15周年記念には、劇団飛行船による「赤ずきん」公演が行われた。

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(4)奉仕活動
現代の日本の子ども達は、その生活環境において、経済的、物質的にとても恵まれている。しかし、世界中の様々な国においては、毎日のように、数多くの人々が飢餓に苦しんだり、死に直面しているのが事実である。
3幼稚園では、この地球上に生命を授かった人間が、すべて平等にその生命を幸せに全うすることが出来るよう、また、この世に生命を授かった素晴らしい真実に、心から感謝することが出来るよう、奉仕活動を通して、“豊かな心”、”思いやりの心”を育んでいる。
具体的な奉仕活動としては、“1の日運動”を行っている。毎月1のつく日に、1円玉、ベルマーク、古乾電池、牛乳パックなどを持ち寄り、それらの収益を福祉事業に寄付するとともに、資源再利用の大切さも学んでいる。特に、1円玉募金では、歳末助け合い運動(日本国内および海外)として、創立以来、活動を続けている。

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