第5節 安城学園高等学校の未来

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令和4年(2022)4月の新学習指導要領改訂により、本校でも新しいカリキュラムがスタートする。その中身は、普通科の脱画1化を目指すコース制、系列大学・系列短期大学と連結したコース制と、授業の中心は基礎・基本を確認したうえで、総合的な探究の時間を中心に、全教科が「自己肯定感」「他者理解」を深める授業を展開することとした。そのうえで本校は、創立110年という歴史の中で受け継がれてきた『真心・努力・奉仕・感謝』の四大精神の実践を通して、家庭と社会に温かい心と新しい息吹を与えることのできる人間を育成すること」という建学の精神と、課題解決型行動特性=社会人基礎力と、課題解決型学力=pisa型学力の3つに焦点を当てて、「智・徳・体・感・行」に基づいた自学・共学システム=「学びの泉」の開発に取り組んでいくことになる。

そのために今後5年間は、どう「学びの泉」を開発するのか、各部会・各分掌・各学年会・各教科会を通じて様々な研修で積極的に論議するとともに、教職員全体で共有していきたいと考えている。

また、スクールポリシー(アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・グラデーションポリシー)を令和4年(2022)に決め、中学生・保護者並びに中学校に理解してもらうことに努めていく。

更に、現在令和3年(2021)のカリキュラムの1年生での「総合的な探究の時間」と3年生において長年にわたって実施してきた「創作活動」の講座の中に令和元年度(2019)より「未来対話(フューチャーセッション)」を取り入れ、生徒自身が現在の課題に目を向け、「自分を守り、周囲の人を守り、地球を守るために何ができるか」を探究する授業を展開している(具体的には、「安城市の防災について」「新型コロナウイルス感染症と自分たちの生活」「SDGs」等)。また、令和2年(2020)より、学習クラブ「学び探究部」において、「学習計画立案など、従来の学習塾が行ってきた授業外学習だけでなく、自分の興味を持ったことを研究・発表し、フィールドワークに出かける機会もつくり、勉強の意義や将来の夢がみつけられるように工夫した部活動を開設し、高校卒業後の大学受験及び愛知学泉大学の新しい学部・学科に結び付くことを期待し、取り組んでいる。

そのためにも、今まで以上の研修を展開することと、この110周年のテーマでもある「地域に感謝」を忘れず、生徒だけでなく教職員も「本気で挑戦、全力で応援する」姿勢を忘れず、努力していこうと思う。

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