第2節 教育理念及び保育の特徴

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(1)教育理念

3幼稚園の教育理念は、「豊かな心と潜在能力の開発」である。学園の建学の精神である「真心・努力・奉仕・感謝」の四大精神を教育の基本理念として、家庭と社会に温かい心と新しい息吹を与えることのできる人間を育成していくことである。

四大精神の伝え方

【真心】どんな事でも誠意を持って、子どもたちと接していく。
【努力】最後まであきらめず、前向きにチャレンジしていくことの素晴らしさ、そして成しえた後の感動や喜びを体験させ、自信を持たせていく。
【奉仕】気がついたことは、自ら積極的に行動できる力と思いやりの心を育む。
【感謝】自分の心を豊かにしてくれる周囲の出来事に感謝できる気持ちを育てる。

生きる意志と生きる力と生きる歓びに満ち溢れた人生を送るために必要な智性・徳性・身体・感性・行動の基礎の基礎を四大精神の実践を通して学んでいく。

学習モデル「智・徳・体・感・行」

① 智性を育む「あそびと集団生活を通して、智慧を育む」ことにより、pisa型学力の基礎の基礎を培う。
② 徳性を育む「あそびと集団生活を通して、心を育む」ことにより、建学の精神の基礎の基礎を培う。
③ 身体を育む「あそびと集団生活を通して、身体を育む」ことにより、自然体の基礎の基礎を培う。
④ 感性を育む「あそびと集団生活を通して、感性を育む」ことにより、直観力の基礎の基礎を培う。
⑤ 行動を育む「あそびと集団生活を通して、創造力を育む」ことにより、社会人基礎力の基礎の基礎を培う。

  

(2)保育の特長

健やか保育

心身ともに健康であることは充実した園生活に繋がる大切なことである。令和元年末(2019)新型コロナウイルス感染症が発生し、瞬く間にパンデミックに陥り、令和2年(2020)4月に緊急事態宣言が発出され、1か月半ほど休園措置となった。その後、3密を避ける・手洗い・マスクの着用という感染防止対策に取り組んでの園生活となった。今までの生活通りにできないことも多く、行事を中止することもあるが、『自分の身は自分で守る』を学ぶ機会ととらえ、感染防止対策をした上で工夫した行事や活動に取り組み、子どもたちが充実した経験をできるようにした。

外部指導者に委託している体操やプール指導では、年齢の発達に合わせた指導で、鉄棒・縄跳び・組体操・プール指導など、子どもたちの興味・関心を高め、一人ひとりに合った目標を持った取り組みに繋がるようにしている。挑戦する気持ちや頑張る気持ちなどを育み、建学の精神にも繋がっている。

子どもが健やかに成長する上で一番大切なのは心の問題である。子どもの生活に携わっている教師はもちろんのこと、全ての職員が建学の精神である四大精神の実践を目指し、生き生きと輝いている姿から、子どもたちもこの精神を自然に身に付けることができるような環境を整えている。

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バイリンガル教育

外国人講師と一緒にゲームや歌などを楽しみ、在園3年間を見通したカリキュラムでの指導は、自然な形で英語に興味・関心をもつことができるようになっている。外国人講師であることは外国人への親しみと共に正しい発音への意欲にも繋がっている。園生活全般においてもごく自然に身に付けることができるように環境を整えるようにしている。

幼児期の英語教育は、言葉の習得以上に子どもたちの〝心〟の育ちを考えることが大切である。子どもは様々な人たちと出会い、様々な言語に触れることにより、限りなく豊かな心の交流を体験することができる。心の交流は無限の感動を生み出し、子どもの心をますます豊かに育んでいる。

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創作活動

描画・制作は、毎月、季節や子どもたちの興味・関心を捉えて発達に合った取り組みを工夫して行っている。子ども自身が自分の考えたことやイメージしたことも取り入れ、子どもたちが自分を表現する絶好のチャンスとしている。

廃材を利用した制作にも取り組み、自分のイメージしたものを表現するために、材料を選んだり、考えたり工夫したりする姿がある。子どものアイデアは素晴らしく、子どもたちは創造力と創作力をより豊かにしている。

毎年3学期には観劇会を開いている。子どもたちはお話の世界に吸い込まれ、楽しい世界を教師や友達と共有している。同様にボランティアによる絵本の読み聞かせや劇を観させていただくことも、子どもたちの感性を育む素晴らしい環境の一つとなっている。

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奉仕活動

幼稚園の子どもたちは、経済的に物質的に恵まれた環境の中で生活してる。しかし、世界中の子どもたちの中には、飢餓に苦しんだり、死に直面したりしている子どももいる。幼稚園では、地球上に生命を授かった人間が、すべて平等にその生命を幸せに全うすることができるように、また、生命を授かった素晴らしさに心から感謝できるように、奉仕活動を通して〝豊かな心〟〝思いやりの心〟を育んでいる。

具体的な奉仕活動としては、〝1の日運動〟を中心に奉仕活動を行っている。1円玉募金は、歳末助け合い募金の一環として取り組み、ベルマーク、ペットボトルのキャップ、テトラパック、古電池回収等も行っている。また、教育後援会の行う資源回収を通して、資源再利用の大切さも学んでいる。

奉仕活動を通して優しい気持ちを育むと同時に、全ての物に対する感謝の心を育てている。

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