第1節 この10年の歩み

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(1)響き合うまちと学校 本気で挑戦、全力で応援する学校

平成24年(2012)に創立100周年を迎えた本校は、創立100周年行事として、それまでの「私たちの仕事はまちづくり 響き合う学校」をめざした取り組みを継続しながら、新たな取り組みとして、平成23年(2011)3月におきた東日本大震災に伴う東日本から学ぶプロジェクトを始めた。

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このプロジェクトは、平成23年(2011)8月に生徒会を中心に安城七夕まつりとの縁で、岩手県大船渡市盛町の七夕まつりに協力するとともに、文化部としては美術部・合唱部・弦楽部・吹奏楽部、運動部としてはバレーボール部・男子サッカー部・野球部が、このプロジェクトに参加し、街とのつながりから被災地とのつながりへと発展し続けている。特に、岩手県立大船渡東高等学校との交流は、令和3年(2021)、コロナ禍でもその交流は続いている。また、学園祭・各教科によるセミナー・土曜講座・各クラブの定期演奏会・発表会等を通して、まちとのつながりを重視した教育づくりを続けている。こうした地域との交流は地域に認められ定着したが、生徒募集においては、男女共学にして23年間、不安定な状況が続いている。

創立者寺部だい先生の信念「男に生まれようと女に生まれようと、この世に生を受けた限り誰でも無限の可能性を持っている」という言葉を目に見えるようにするための「3つの挑戦」(苦手への挑戦・上達への挑戦・未知への挑戦)を受け、生徒自ら「色々な場面で活躍する本校の友人が、自分たちの誇りであり、一人ひとりが頑張った時、頑張ろうとした時、そしてそれを応援する時、安城学園は『支え合うことができる学校である』と自信をもって言える学校にしていこう」と訴えたことから生まれた言葉、それが「本気で挑戦、全力で応援する学校」である。

この言葉をスローガンとして、激動する現代社会を逞しく生きるために、従来から育成していた「基礎学力」「基本学力」に加えて「pisa型学力」「社会人基礎力」を身に付けることで、生きる意志と生きる力と生きる歓びに満ち溢れた生徒の育成をめざし、日々教育活動に励んでいる。

令和2年(2020)から令和4年(2022)にかけては、新型コロナウイルス感染症による学校生活における様々な対応に苦慮する毎日が続いている。

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