入園式
子どもたちにとって、初めての「社会生活」「集団生活」の場である幼稚園での生活の第一歩。真新しい制帽、少し大きめの制服を着て、嬉しさを感じながらも、初めての経験に少し不安を感じ緊張している子どもたちは、保護者に手を引かれ園の門をくぐる。
担任から名札を付けてもらい、自分の保育室に入ると、入園を実感する。
遊戯室での入園式では、担任から一人ひとり名前を呼ばれ、入園認定を受けて、今日から幼稚園の仲間になる。
建学の精神「真心・努力・奉仕・感謝」の4つの柱を大切に、笑顔いっぱいの子どもたちに育ってほしいと願う。
保育参観
年に2回から3回保育参観が行われ、子どもたちの日頃の姿を見ていただき、保護者に園の理解と子どもの成長を感じていただく機会となっている。保育参観後には教育後援会主催のバザーが行われ、親子で楽しいひと時を過ごす。
自然体験
特定非営利活動法人おかざき農遊会、碧南市農業活性化センターあおいパークで、春はジャガイモ掘り、秋はさつまいも掘り、冬にはにんじん掘りを体験する。
園内でも夏野菜の栽培に取り組み、水やりや草取りなどのお世話をし、その成長を楽しむ。収穫の喜びは格別で、おいしく味わっている。土に触れることによって、子どもたちの心も豊かになっていく。
七夕パレード
日本三大七夕まつりの一つ安城七夕まつりが8月第1週目の金土日に開催されている。短期大学幼稚園はちびっ子鼓笛パレード、大学幼稚園はおみこしパレードとして年長が参加している。
夏の暑い時期ではあるが、暑さに負けず練習に取り組む姿は本当にかっこ良く、その頑張りは見事である。学年みんなで一つのことを成し遂げた子どもたちの表情は自信に満ち溢れている。
令和元年度(2019)より、熱中症の危険性から幼稚園の部が廃止された。
サマーキャンプ・お泊り会
短期大学幼稚園は豊田市総合野外センター、大学幼稚園は愛知県民の森で1泊2日のサマーキャンプを行っていた。桜井幼稚園は自園で1泊2日のお泊り会を行っていた。
親元を離れて生活することで、たくさんの人のありがたさを知ることができると共に、規則正しい生活、自主性を身に付けることなどを目的としている。
アスレチック、水遊び、カレー作り、バイキング、キャンプファイヤー等々普段できない体験を通し、自立心を育てていくことができる。
現在、大学幼稚園は、サマーDAYキャンプとし、桜井幼稚園はサマーバケーションとして、宿泊なしで行っている。短大幼稚園は、引き続き1泊2日のサマーキャンプを実施している。
夏まつり
盆踊りや、教育後援会役員やボランティア、職員によって開かれたお店を回り、みんなで楽く過ごす。子どもたちは、浴衣や甚平を着て登園し、いつもと違う園の雰囲気に、ワクワク・ドキドキがとまらない。自由に園内を散策し、お店に入って買い物やゲームをして、満足した笑顔がいっぱいになる。
運動会
運動会は年行事の中でも大きなイベントのひとつで、桜井幼稚園は春に、短大幼稚園、大学幼稚園は秋に行っている。
子どもたちは、お家の方と参加する運動会を楽しみに、学年ごとの目標に向かって取り組む。友達と一緒に取り組む喜び、協力する楽しさを味わう。やり終えた後は、達成感や自信に繋がっている。
未就園児・卒園児・保護者・祖父母と楽しむ競技もある。
子どもたちや保護者の親子のコミュニケーションの場となり、絆を深めることができる。
園外保育・親子遠足
月に1回程度、堀内公園、デンパーク、碧南海浜水族館などへスクールバスに乗って出かける。園外へ出かける子どもたちは、ドキドキ・ワクワクで笑顔いっぱい。
親子遠足では、年長児がナガシマスパーランド、レゴランドジャパン、名古屋港水族館へ観光バスに乗って出かける。
園外保育や親子遠足は、集団行動や社会のルールを知る良い機会となっている。
生活発表会
運動会と並ぶ大きな行事で、舞踊、劇、歌、鍵盤ハーモニカなど楽器の演奏を行っている。
子どもたちは、自分の考えを伝えたり自ら練習したりして、かっこいい自分をお家の方に見ていただきたいと努力を重ねる。自分の役割に責任をもち、友達と協力していく姿に、保護者の皆さんも子どもたちの成長を感じていただき、たくさんの拍手をしていただいている。子どもたちにとって大きな喜びと自信になり、更なる挑戦へ
の力となっている。
子どもたちが自分の役割になりきって楽しむことができるように衣装や小道具、大道具も工夫している。衣装は、教育後援会の役員さんを中心にボランティアの方達に協力していただいている。
短期大学幼稚園と大学桜井幼稚園は安城市民会館で、大学幼稚園は園内で行っている。
いちご動物園
短期大学幼稚園と大学幼稚園に、移動動物園が年に一度やって来る。
いつも遊んでいる園庭が、動物園に変身。ヤギ、モルモット、ポニー、犬、かめなどたくさんの動物と触れ合い、優しい心を育んでいる。子どもたちに人気なのは、しゃべるうさぎ。
人参、キャベツなどの餌を持ち寄り、動物に食べさせることも楽しみの一つ。
焼き芋パーティー
家から持ち寄ったさつまいもを半分に切って舟形にしたドラム缶に入れ、園庭で焼き芋パーティーを行っている。
焼き上がる時間が待ち遠しく、「おいしくなーれ」の掛け声をかける。
焼きあがった熱々のお芋を、ハフハフしながら食べる。
甘くてホクホクのお芋は、格別においしい。
クリスマス会
クリスマスツリーを飾ったり制作を楽しんだりして雰囲気を盛り上げていく。クリスマス会には、サンタクロースが子どもたちにプレゼントを持ってきてくれる。子どもたちは、サンタさんを目の前にし、少し緊張した様子でプレゼントを受け取る。
「Mary Christmas」と挨拶したり「Thank you」と英語でお礼を言ったりする姿もある。サンタさんに質問をしたり、歌のプレゼントをしたりして楽しんでいる。「サンタさんはいないよ」という思いをもつ子もいるが、まだまだ子どもたちの夢、メルヘンの世界を大切にしたいものである。
毎年、クリスマスケーキ作りを行っている。ケーキにいちごやチョコレート菓子を飾り生クリームを絞ると、オリジナルケーキの完成だ。嬉しそうに口いっぱいにケーキを頬張る笑顔は、とってもかわいい。
餅つき大会
セイロやかまど、臼や杵を使って、昔ながらの餅つきをお祝い行事として楽しんでいる。みんなで声を掛けながら、ぺったん・ぽったんとついていく。つきあがった真っ白なお餅は、きな粉餅にしていただく。自分たちでついたお餅はとてもおいしく、ほっぺが落ちてしまいそう。
節分の豆まき
自分たちで作ったお面をかぶり、「鬼は外・福は内」の掛け声で豆まきをし、心の中に住む泣き虫鬼、いじわる鬼などを退治する。
鬼の登場に子どもたちはびっくりし、泣き出す子もいる。
先生たちの寸劇や絵本で、由来を知らせている。
観劇会
人形劇団による観劇会を1年に一度行っている。
生きているように動く人形に釘づけ、子どもたちの集中力はすごい。物であふれた世の中で心の教育はとても大切だ。
お別れ会
4月から小学校へ行く年長さんに、今まで優しく接してくれたことの感謝を伝える。年中さん年少さんが歌を歌い、冠や首飾りなどのプレゼントを贈る。
先生たちからの出し物のプレゼントもある。年長さんは歌のお返し。年長さんの素敵な歌声にうっとりの子どもたち。
最後はアーチを作り、紙吹雪でさようなら。年長さんありがとう!
卒園式
園生活の締めくくりである卒園式、楽しく通った幼稚園とも今日でお別れ。
園長から一人ずつ修了証書を受け取っていく。
大きかった制服も小さく感じるほど心も体も大きくなった子どもたち。
小学校生活への期待と不安を胸に幼稚園を巣立つ子どもたちをバルーンリリースでお祝いする。
ゆっくりゆっくりおおきくな~れ!