第4節 国際交流

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カピラノ大学との交流
昭和58(1983)年にカピラノ大学(カナダ、ブリティッシュコロンビア州)との交流協定を締結して以来、30年近くが経ち、この間、両大学はそれぞれ70人を超える学生を交換留学生として派遣している。とはいえ、この10年間の歩みは平坦なものではなかった。毎年、8月に実施していたカピラノ大学での短期語学研修は平成14年(2002)には参加学生9人でかろうじて実施できたが、平成15年(2003)には前年の11月に発生した新型感染症(SARS)の影響で海外研修は中止となった。また、翌平成16年(2004)から平成23年(2011)までの8年間、夏季研修実施に必要とされた最少15人の参加者を集めることができず、夏季語学研修は実施できなかった。とくに平成23年は、3月11日に発生した東日本大震災と福島第1原子力発電所の事故を受け、海外からの渡航制限の影響もあり教員交換は中止となった。また交流協定が期限を迎えたのを機に、交換留学制度の内容の一部を変更する新交流協定が平成23年6月に締結された。新交流協定では、カピラノ大学からの要望で同大からの学生派遣期間について、従来の9月末から2月上旬の期間に替えて、4月から8月の期間に変更された。また、奨学金やホームステイ費用については、受け入れ側負担に替えて派遣する側が負担することに改められた。州立大学であるカピラノ大学の運営上の理由で外国人学生に対する教育予算の縮減を受けた変更となった。

韓国烏山大学との学術文化交流協定締結
この間の国際交流で特記すべきことは、やや停滞気味のカピラノ大学との交流に対して、あらたに本学と烏山大学(韓国烏山市)との交流が開始され活発化の様相が示されていることである。烏山大学は、韓国ソウル特別市から南約60キロメートルの、歴史的には高句麗の地である京畿道烏山市内に位置している。創立は1979年(昭和49)、学生数は約5,000人を数える短期大学である。人気のある学科は、ホテル調理系列(3年制)・自動車機械系列(2年制)・幼児教育系列(3年制)などで、合計26学科を擁している。
平成19年(2007)12月、寺部曉理事長ならびに学長、事務局長らが烏山大学を訪れて本学(愛知学泉大学を含む)と烏山大学との間で、短期の語学・文化研修や長期の交換留学、教職員の交換研修、合同での学術研究など幅広い交流を内容とする学術文化交流協定が締結・調印された。翌20年(2008)には、この協定に基づき岡崎学舎で烏山大学からの学生17人に対して6月末から4週間の日程で第1回の日本語・文化研修が行なわれた。また10月には本学学生会の代表者2名が烏山大学大学祭に招待され、相互に交流が開始された。平成21年(2009)はウォン安の影響により烏山大学からの学生は10名にとどまり、結局、本学での短期研修は中止となった。一方、本学からは学生会長や大学祭実行委員長らが10月の烏山大学大学祭に再び招かれ、模擬店などを開いて交流を深めた。
平成22年(2010)5月、長期交換留学の開始に向けた協議のため再び寺部理事長ら本学側関係者が烏山大学を訪問した。その結果、平成22年9月より本学から2人の学生が烏山大学へ派遣され、また烏山大学からは3人の留学生を受け入れ、最大1年間の長期交換留学制度がはじまった。また、同年7月には烏山大学17人の学生に対する第2回日本語・文化研修が行なわれた。一方、8月には、本学学生の韓流文化への興味の高まりも手伝って、12名が烏山大学での第1回韓国語・韓国文化夏季研修に参加し、さらに烏山大学大学祭にも連続して招待されるなど学生会を中心に相互に活発な交流が見られるようになった。平成23年2月から本学学生3人が交換留学生として烏山大学に派遣されたが、烏山大学からの学生(3人)については東日本大震災の影響で、半年の留学期間で2回に分けて変則的に受け入れることとなった。7月、第3回日本語・文化研修が実施され、8月には烏山大学で第2回韓国語・韓国文化研修が13人の本学学生の参加で実施された。烏山大学との相互の交流は順調に推移・充実しており、結果、烏山大学からは3年次編入や1年研修生として愛知学泉大学に入学するなど相互に実り多い連携がはじまっている。

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