学園の管理運営 明治45年(1912)寺部三蔵・だい夫妻により創設された学校法人安城学園は平成24年度(2012)学園創立100周年を迎える。本学園の経営は、創立者から寺部清毅理事長そして寺部曉理事長へと着実に受け継がれ […]
1 学園の経営方針について 10年間の経営方針 平成10年代から平成20年代の10年間において経済及び社会の状況は、経済成長率の低迷、高齢化時代の到来、終身雇用制度の終焉へと変化した。それに伴い私立学校を取り巻く環境は、 […]
1 学園の財政について 10年間の財政 この10年間の収入を見ると、基本となる納付金収入は、平成14年度(2002)と比較して平成21年度(2009)に最大23.5ポイント減少したが、改組等の取り組みにより平成23年度( […]
1 私たちの仕事はまちづくり(地域との連携) 基本的な教育方針 寺部曉理事長は、建学の理念・建学の精神の具現化及び実践を通して本学園の教育のスタンスを明確にした。明治45年(1912)に創立者寺部だい先生が「人は誰でも無 […]
本学園では、「PISA型学力を核にした教育」(知)と「建学の精神を核にした教育」(徳)」と社会人基礎力を核にした教育」(行)を3つの柱にして新しい教育モデル「知・徳・体・行」の構築に取り組んでいる。平成25年度(2013 […]
寺部学長から若林学長へ 平成14年(2002)から24年(2012)に至る期間の最初の2年間は、寺部曉理事長が愛知学泉大学学長と愛知学泉短期大学学長を兼任していた。しかし、安城学園の組織が大きくなったことや、学園や大学を […]
学部改組―管理栄養士専攻と家政学専攻 家政学部は、本学の教育の原点となる学部である。しかし、定員規模が80名と小さく、スケールメリットの点で課題があった。そこで、この10年の間に適正規模である200名に近づけるべく教育内 […]
豊田学舎活性化プロジェクトの展開 豊田学舎の経営学部・コミュニティ政策学部においては、慢性的な定員割れが平成13年(2001)頃から続くようになっていた。この危機的な状況から脱するために豊田学舎の再建を目指す理事長の諮問 […]
ライフスタイル研究所 岡崎学舎に従来からあった生活文化研究所は、平成14年度(2002)の家政学部改組と学校法人安城学園創立90周年を機に名称を「ライフスタイル研究所」とあらためた。生活文化研究所では常に6~8つの研究班 […]
岡崎学舎の学生活動 この10年間も学生の動きはきわめて多彩であった。 岡崎学舎では、家政学部と短期大学が一緒に活動し、学内外の行事は家政学部・短期大学共通の学生会が企画運営をしている。毎年4月に学生総会を開催し、年間の活 […]
第三者評価の前 この間の大学をめぐる大きな変化の一つに大学の自己評価、あるいは第三者評価があった。それは、グローバル化の進行という状況のなかで、それを乗り切る人材を育成するために、大学の役割が今まで以上に期待されるのに伴 […]
以上が、平成14年度(2002)から平成24年度(2012)に至る愛知学泉大学の歩みである。冒頭に述べたように、日本の社会や大学、さらに本学を取り巻く状況は厳しさを加える一方であった。そうした状況に対応して、本学は、さま […]
安城学園創立90周年以降、この10年の高等教育機関を取り巻く状況は、きわめて厳しいものがあった。とくに18歳人口の減少は、全国の短期大学・大学のあり方に大きな影響を与えている。その中で短期大学の数はかなり減少してきた。生 […]
生活デザイン総合学科の開設と特色 10年間の概略は以上述べたとおりであるが、その中でも大きな動きは生活デザイン総合学科の開設による学科の再編であった。 平成10年代、バブル経済の後遺症で日本経済は不況が長期化していた。そ […]
岡崎げんき館と子ども育成事業 この間、大学や短期大学は社会との接点を模索する動きの中で、教育の一環として産学連携や地域貢献に資する主体的な活動に力を入れるようになった。 平成20年(2008)3月、岡崎市若宮町2丁目に市 […]
カピラノ大学との交流 昭和58(1983)年にカピラノ大学(カナダ、ブリティッシュコロンビア州)との交流協定を締結して以来、30年近くが経ち、この間、両大学はそれぞれ70人を超える学生を交換留学生として派遣している。とは […]
第三者評価の受審と認証評価機関による「適格」の認証 本学は平成13年(2001)に「建学の理念と建学の精神」に基づいた教育活動に対する自己点検・自己評価の活動を開始し、この取り組みは継続して現在に至っている。すなわち、本 […]
生活デザイン総合学科での社会人基礎力育成 この間、学校法人安城学園は新たに「社会人基礎力」の育成推進を教育の核心的方針に位置づけ、そのための教育プログラムの開発に着手することとした。この方針を受けて本学においても各学科で […]
「知・徳・体・行」教育モデルの開発 学校法人安城学園は平成23年(2011)に創立100周年を迎え、次の時代の教育を見据える歴史的な節目の年となった。そこで、本学園では現代社会のグローバル化・高度化・複雑化の進展等社会の […]
「私たちの仕事はまちづくり 響き合う学校」をめざした取り組みは、平成14年(2002)から平成23年(2011)の10年間でさまざまなかたちで展開をした。 平成3年(1991)から開講された「土曜講座」はこの10年間、毎 […]
平成11年度(1999)の共学移行によって生徒募集は順調にいくと思われたが、翌平成15年度(2003)からの7年間は生徒募集できびしい状況を迎えることになった。平成15年度には複数の近隣高校で入試基準の変更があり、入学生 […]
高等学校の教育課程が平成15年度(2003)から改訂され、学校設定科目の開設や学校外における学習や学校間連携、大学との連携による単位認定の弾力化などあたらしい制度や内容が盛り込まれて、学校の特色づくりを一段と推進できる環 […]
平成21年(2009)3月、新学習指導要領の公示を受け、平成24年度(数学および理科の先行実施)、平成25年度(全面実施)の教育課程改訂にむけて平成22年度から検討をスタートさせた。 文部科学省から出された教育内容の改善 […]
本校は、平成11年(1999)、男女共学へスタートを切り、女子教育機関であった本校は、大きな変革を迎えた。施設面では男子トイレ・更衣室など共学に対応すべく整備した。共学移行にともない、男子対応の部活動として、あらたに野球 […]
1クラス1企画 安城学園高校の学園祭の基本は1クラス1企画のクラス企画であり、4本柱(①全員集合!でしゃばれ自分、②感動の“輪”を広げよう、③Open your eyes、④弟子入りをしよう)を基本に、デコレーション(1 […]
「土曜講座」の10年 平成14年度(2002)から平成23年度(2011)までの「土曜講座」の開催回数は87回、参加人数は2万2,956人に及ぶ。 土曜講座は年8回から9回開催を原則にして生徒・保護者・市民の学びの場・交 […]
平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災への対応で、「交流」を重視した「東日本から学ぶプロジェクト」を立ち上げることが理事会で決定された。そして本校も震災直後からさまざまな救援活動を行った。 生徒会は毎年七 […]
本校の進学先は平成10年(1998)頃までは系列校である愛知学泉大学・愛知学泉短期大学が中心であった。毎年1年生を対象に4月に実施される入学アンケートの結果をみても本校を選んだ理由として「系列の大学・短大に魅力を感じた」 […]
最後にこの10年間、安城学園高等学校の校長である坂田成夫校長の、次の100年への展望で、この稿を閉じたい。 “教育とは、一人ひとりの潜在能力を可能性の限界まで開発することである”〝誰でも無限の可能性をもっている〟。安城学 […]
岡崎城西高等学校は、2年間の「安城学園女子短期大学附属高等学校岡崎城西分校」の時代を経て、昭和39年(1964)からは独立校「岡崎城西高校学校」となり、半世紀の歴史を持つこととなった。本校の歴史を校長ごとの時代区分で見る […]
私学への入学者数は経済状況の変動に左右されやすく、平成13年(2001)頃からの景気の後退、そして、平成20年(2008)のリーマンショック以降の不景気が大きく影響している。そのうえ、平成23年度(2011)からの公立無 […]
学校行事「体育祭」「文化祭」は、生徒の「自主的な活動を支え、育てる」ことで「元気な学校を作る」という観点から、平成5年度(1993)に従来の生徒会部から自主活動部に校務分掌が変更された。このことによって平成11年度(19 […]
男子校時代はもとより共学になっても、「質実剛健・己に克つ・勇気と努力を持って困難に立ち向かう剛毅闊達な人間」の育成という建学の精神に基づいた教育は、本校教育の基盤となっている。 半世紀の歴史の中で、「難関大学への合格を目 […]
学校法人安城学園の附属幼稚園は、昭和25年(1950)創立の愛知学泉短期大学附属幼稚園(森脇康代園長)、昭和41年(1966)創立の愛知学泉大学附属幼稚園(芳我岳思園長)、昭和50年(1975)創立の愛知学泉大学附属桜井 […]
募集の状況 園児の募集は、各幼稚園にとって大きな問題である。しかし、この10年間も少子化の流れは変わることがなかった。それどころかその流れは今まで以上に強まっている。表は全体の概略を示したものである。 短大幼稚園は、総定 […]
幼稚園教育要領の改訂 文部科学省は、平成20年(2008)3月28日に幼稚園教育要領の改訂を行い、翌平成21年度(2009)から実施した。今回の改訂は、約60年ぶりに教育基本法が改訂され、あらたに幼児期の教育が規定された […]
桜井幼稚園の園舎全面改築 この間、桜井幼稚園と大学幼稚園では、園舎の全面的な改築が行われた。 平成19年(2007)、愛知学泉短期大学幼児教育学科の岡崎学舎移転に伴い、翌20年(2008)その跡地に新園舎が設立された。 […]
安城学園の各設置校は、学園が第二世紀に入った今、さらなるイノベーションをもとめ様々な教育方法を模索し、それを実現しようとしている。幼稚園もそれに倣って、幼稚園教育のイノベーションに取り組み始めた。 幼稚園生活を通して、一 […]