本校は、平成１１年（１９９９）、男女共学へスタートを切り、女子教育機関であった本校は、大きな変革を迎えた。施設面では男子トイレ・更衣室など共学に対応すべく整備した。共学移行にともない、男子対応の部活動として、あらたに野球部・男子サッカー部・男子バスケットボール部を創部した。その結果、運動場について現在の城南グランドだけでは対応できず、あらたな施設として平成１８年完成予定で安城市安城町に第２グランドを整備することにした。グランド整備にともない、グランド入口および周囲を地元・市民の方とともに平成１７年（２００５）１２月９日、平成１８年３月１６日の２回に分け、高・中・低木の植樹祭を行なった。全部で１，０００名ほどの市民・生徒が参加し、計６万１，５００本の植樹を行なった。１０年・２０年・５０年先には見事な緑で囲まれたグランドとなる。短大の桜井グランドを借用して活動してきた野球部にとっては待望のグランドの整備であった。ある野球部の保護者からは次のような期待と感謝の声が寄せられた。「設備がしっかりしており、子供たちがスポーツするのには申し分ない。球場に行くと野球だけではなく、女子サッカーの頑張る姿も強く印象に残る。最近では、他の団体にも開放しており、地域の人たちとの交流も深まった。子供たちには〝めざせ甲子園〟を合言葉に頑張ってほしい。」
休日には近隣の方が練習や試合を楽しみに観覧している風景も見られ、支援も多くなってきている。平成１８年（２００６）４月、近隣の人たちと野球部の夢を共有できる場が誕生した。

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