第1節 附属幼稚園、昭和57年(1982)以降の歩み

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新園長の就任
安城学園の幼稚園においては、名称変更、新園長の就任、増改築などの動きが続いたが、その一方で、幼児教育のあり方の探求も一段と充実し、今日に至っている。
最近の主な動きをみると次のようである。

名称変更
まず、大学、短期大学に連動した名称変更があった。
昭和57年4月、安城学園大学附属幼稚園は、愛知学泉大学附属幼稚園に、安城学園女子短期大学附属幼稚園は、愛知学泉女子短期大学附属幼稚園に、名称変更した。
これにより学園の3幼稚園は次のようになった。
 安城学園愛知学泉大学附属幼稚園
 安城学園愛知学泉女子短期大学附属幼稚園
 安城学園桜井幼稚園

58年5月には、女子短期大学附属幼稚園に168平方メートルの温水プールが新築された。

寺部芳子園長の逝去。そして園長の逝去に伴う、新園長の就任である。
59年11月30日、寺部芳子園長は、胃癌により、死去した。

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60年1月31日には、安城市民会館において、安城学園理事でもあった故寺部芳子園長の学園葬が、学園関係者の見守る中で、厳かに執り行われた。寺部園長の死去に伴い、大学附属幼稚園と女子短期大学附属幼稚園の2園は、伊藤慶美園長代理が、桜井幼稚園は、木村順美園長代理が、園長の職務を代行することになった。3幼稚園は、悲しみを乗り越えて、一層の幼児教育の充実を図り、新たな時代を切り拓くべく、心を新たにした。
61年9月、桜井幼稚園は、園児増加により、2保育室を増築した。
63年3月、女子短期大学附属幼稚園も、46年3月以来、17年を経て、装いを新たにすべく、全面改築を行った。また、この年、園舎の全面改築に合わせ、夏制服をブルーのセーラー衿に、新しくモデルチェンジするという動きもあった。

新園長就任
こうして新たな動きを始めた幼稚園においては、62年4月、大学附属幼稚園と女子短期大学附属幼稚園の新園長に伊藤慶美園長代理が就任、翌年4月、桜井幼稚園の新園長に木村順美園長代理が就任した。
平成元年5月、正課の英会話講師として、バングラディッシュ出身のサイエド・M・ムルトザ氏の他に、新しくイタリア出身のヴィクトリア・コロンボ女史を迎えた。2年4月、安全第一の理由で、3幼稚園の通園バッグを、ランドセルに変えた。
3年2月、桜井幼稚園の園舎増改築を行った。また同時に、4月より、冬制服をベストから赤いラインの入ったセーラー服へと、モデルチェンジした。
4年4月時点で、安城学園の幼稚園の概要は以下のようである。

・愛知学泉大学附属幼稚園
園地/3,687.80平方メートル。
園舎/1,399.22平方メートル。
園児数/334名。

・愛知学泉女子短期大学附属幼稚園
園地/2,238平方メートル。
園舎/  979平方メートル。
園児数/226名。

・安城学園桜井幼稚園
園地/4,125.00平方メートル。
園舎/1,468.85平方メートル。
園児数/314名。

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講演会
講演会の開催
こうして幼稚園が新しい時代に踏み入ろうとするなか、これからの幼児教育のあり方についての講演会などが、次のように持たれていった。(敬称略)

59年11月
主催/安城市私立幼稚園PTA連絡協議会/愛知学泉女子短期大学附属幼稚園当番
演題/「こんな食べ方が子どもの心と身体を丈夫にします」
講師/小室美智世(愛知学泉大学講師)

60年11月
創作絵本「壁画ものがたり」10周年記念
演題/「明日に生きる子どもの教育」
講師/品川孝子(教育心理学者)

61年11月
主催/安城市私立幼稚園PTA連絡協議会/愛知学泉大学附属幼稚園当番
演題/「幼児の絵のみかた、のばしかた」
講師/布宮俊弥、富田廣(愛知学泉女子短期大学教授)

62年11月
主催/安城市私立幼稚園PTA連絡協議会/安城学園桜井幼稚園当番
演題/「今こそ感動の喜びを」
講師/伊藤英造(幼児音楽教育家)

63年3月
愛知学泉女子短期大学附属幼稚園全面改築竣工記念
演題/「生き生きとした子どもの未来のために心とからだを育てる食生活」
講師/堀江和代(愛知学泉女子短期大学教授)

平成3年2月
創作絵本「壁画ものがたり」15周年記念
記念公演「赤ずきん」劇団飛行船

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