第8節 東日本から学ぶプロジェクト

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平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災への対応で、「交流」を重視した「東日本から学ぶプロジェクト」を立ち上げることが理事会で決定された。そして本校も震災直後からさまざまな救援活動を行った。

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生徒会は毎年七夕まつりやサンクスフェスティバルでお世話になっている安城市長から「岩手県大船渡市を七夕で元気にしませんか」と誘いを受け23名の生徒と教員2名が大船渡市に出かけた。8月6日の「七夕祭り」当日には安城と大船渡で早期の復興を願って「願い事風船」を打ち上げた。
9月22日と23日の本校の学園祭には七夕祭りで繋がった大船渡東高校生徒会の生徒3人が顧問の先生と一緒に来校した。10月28日、29日の大船渡東高校の東高祭には本校生徒会の生徒2人と顧問の先生が東高祭を訪問した。
部活動では12月27日に吹奏楽部が気仙沼で単独コンサートを、28日には大船渡市リアスホールで大船渡東高校太鼓部・吹奏楽部・高田高校吹奏楽部と総勢約150名でジョイントコンサートを開催した。
野球部・男子サッカー部の50名も12月26日から28日にかけて気仙沼でガレキ撤去のボランティアをしながら、復興に汗を流す若者との交流をした。女子バレー部は3月30日に気仙沼でバレーボール教室を開き小学生との交流をした。
ボランティアに参加した生徒の感想を一つ紹介する。
「すべてが流され、基礎だけが残った家の跡を見たときは、私の知っている言葉であてはまるものがなくて、涙が流れ出しました。今からインタビューしなきゃいけないのに、現地の人にどう接してよいのかわからなくなりました。けれど現地の人はとても優しくて、私たちに〝ありがたい、本当に感謝している〟と言ってくれ、みかんをくれたおばあちゃんもいました。高校生のみなさんは恥ずかしそうにしながらもインタビューに答えてくれました。家を流されてしまった人や友達のお兄さんが流されてしまった人、色々な人がいたけれど、明るくて、元気で、面白くて、優しくて、逆に私たちが元気づけられ、色々なことを学び、教わりました。」
平成24年度(2012)には夏休みや冬休みを利用して演奏会やボランティア活動・セミナー旅行も計画している。

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