高等学校の教育課程が平成15年度(2003)から改訂され、学校設定科目の開設や学校外における学習や学校間連携、大学との連携による単位認定の弾力化などあたらしい制度や内容が盛り込まれて、学校の特色づくりを一段と推進できる環境が整った。そこで、本校では平成15年度からの新教育課程のなかで「総合講座」「英会話」「人間学」「進路ゼミナール」「創作活動」と5つの学校設定科目を設けた。選択科目は平成10年度(1998)教育課程を継承し、2年生進路ゼミ2単位、3年生進路ゼミ2単位、総合ゼミ2単位、創作活動2単位、計8単位とした。
平成17年度(2005)からは普通科で、進路に応じた新たな選択科目を用意した「類型制教育課程」をスタートさせた。類型は「文系」「理系」「英語系」「こども教育・芸術系」の4つにした。科目配置ではそれぞれの類型に1年生2単位(1科目)、2年生4単位(2科目)、3年生6単位(3科目)、合計12単位の特徴ある「進路ゼミ」を設定した。
職員会議では新教育課程の目的と内容を下記のように提案した。
目的 1年生から進路意識をもたせ、3年後の進路に向けて学習させる。中学生には将来の進路を意識して学校選択を可能にする。
内容 1年生での進路ゼミを通して2年生からのコースの指導、選択科目の指導を行う。進路ゼミを通じて、進路目的を達成するために必要とされる一定の学習量を達成させる。
平成20年度(2008)からは普通科のこども教育・芸術類型を1年生からのコースとし、文系、理系を2年生からのコースとしてクラス編制する「コース制教育課程」に移行した。平成21年度からは「英語類型」を1年生からのコースとして募集し、クラス編成をした。「文系コース」「理系コース」は「文理コース」と称し、2年生段階で理系、文系のクラス編成をした。