(1)理事長の交代 平成8(1996)年5月10日、学校法人安城学園理事長であり学園長でもあった寺部清毅が、呼吸不全のため死去した。これにより、同日付をもって寺部曉が理事長に就任した。 寺部清毅は、本学園の経営が危機的状 […]
(1)コミュニティ政策学部の開設 21世紀はコミュニティの時代とも言われる。社会の動向や人間の意識が予想以上に急速な変化を遂げている時代の要請に応え、本学でも全国に先駆けて、地方・地域の問題を取り上げる学部を創設しようと […]
大学を含む高等教育が厳しい冬の時代を迎えており、本学もその例外ではない。平成4(1992)年をピークに、18歳人口が急減期に入り、しかもかつての短大志望者が専修学校や4年制大学を選ぶ傾向にある。本学でも、21世紀への生き […]
(1)図書館の充実と再編 大学は「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授・研究して、知的、道徳的及び応用能力を展開させることを目的とする」とされている。大学図書館は、この目的を遂行するために、学 […]
この10年間での一番大きな変化は、学校5日制の導入と男女共学化である。建学の精神に基づきながらも、時代が大きく変わるなかで変化に敏感に反応し、教育も質的に改革していく必要がある。 平成4(1992)年、学校5日制を基軸と […]
平成5(1993)年、冨田太学校長の退職に伴い寺部曉が第6代の学校長に就任した。新学校長のもとで本校は「セルフコントロール&コミュニケーション」ができる生徒の養成をめざすことになった。この教育目標達成のため、より高い視野 […]
平成10(1998)年、幼稚園教育要領が改訂され、「幼児の主体的な活動が確保されるよう幼児一人ひとりの行動の理解と予想に基づき、計画的に環境を構成しなければならない」という内容が加えられた。 附属幼稚園では、「健康、人間 […]
私学をこよなく愛し、愛知県の私学教育をリードしてきた寺部清毅理事長は、平成8(1996)年5月10日、84年の生涯を閉じた。 同年7月6日の、梅雨時には珍しい晴れ間がのぞく午後、故寺部清毅の学園葬が、安城市民会館大ホール […]
(1)政策活動の展開 平成9(1997)年1月、新年交礼会の理事長挨拶のなかで、理事長の直轄機関として「政策室」「政策部会」を設けるとの表明がなされた。政策室は本学園全体の政策の検討機関であり、政策部会は各学校の政策検討 […]
「地域との連携」は、本学園の大きなテーマである。学園は「地域に開かれた学校」から「地域と共につくる学校」へ、この10年間に飛躍的な発展を成し遂げた。その例が平成12(2000)年にスタートした学泉塾の存在である。その名か […]
前寺部清毅理事長は、常々『環太平洋構想』を標榜し、カナダのカピラノ大学と姉妹提携(昭和58年)、中国北京第二外国語学院と学術文化交流協定(昭和62年)、更に、アメリカニューイングランド大学と教育交流協定(平成元年)を締結 […]
平成4(1992)年、学園創立80周年を機に法人本部に広報室が設置され、以下の業務が広報室で行われるようになった。 1、学園内報「広報室だより」を月1回発行 2、外部向け公式学園案内「学園要覧」と「学園教職員名簿」を年1 […]
寺部清毅前理事長は、愛知県の私学教育の重鎮として、私学協会をはじめ、私学経営者協会などの重責を果たしてきた。 寺部曉現理事長は、私学協会常任理事(三河支部長)をはじめ、大学懇話会の役員として、愛知県の高等教育、中等教育の […]
平成8(1996)年6月、安城学園シンボルマーク制定委員会が発足した。委員会は学園本部・幼稚園・学園高校・城西高校・短大・大学からの計10名の委員で構成された。 同年7月、シンボルマークの位置づけが決定した。当初は、安城 […]
前寺部清毅学長の死去に伴い、大学・短大の新学長に寺部曉が就任した。 平成8(1996)年7月、新学長に就任した寺部曉は、いろいろな問題が山積みしていること自体は憂うべきことではないとし、問題を一つずつ地道に解決あるいは解 […]
(1)新学部の設立 学部設立決定までの経緯 平成10(1998)年4月、本学3つ目の学部であるコミュニティ政策学部が誕生した。この誕生には、学内、学外の多くの人々からの協力・貢献があった。学外では、北海道大学法学部の今井 […]
(1)家政学科―コースの新設と2専攻体制への改組― 家政学フォーラム開催 平成3(1991)年10月、家政学部は安城学園創立80周年記念行事の一環として、女子短期大学・生活文化研究所の協賛を得て、家政学フォーラム「家政学 […]
(1)自己点検・自己評価 平成3(1991)年に文部省は大学設置基準の大綱化を実施した。この大綱化に伴い大学教育・運営における規制が緩和され、かなり自由な裁量権が大学に与えられることになった。その反面、各大学が自らの教育 […]
(1)岡崎学舎における学生委員会・学生部 役割と活動 家政学部の学生委員会と短期大学の学生部は、本学の学生が建学の精神の実践をめざし、健康的で快適な学生生活が送れるように、学生たちを指導し支援するだけでなく、キャンパス内 […]
(1)就職委員会の活動目標 就職とは、学生にとっては4年間の勉学生活の集大成で、自らの能力・適性を生かす職業を選択し、自己実現を図ることである。学校にとっても教育の総仕上げのときでもある。委員会は「建学の精神」に基づいた […]
(1)北京第二外国語学院との交流 経営学部成立後ただちに、交流のために中国での姉妹校探しが行われた。その結果、従来、短大国際教養科とも関係があり、教育水準が高く条件的にも優れている北京第二外国語学院が姉妹校候補に選ばれた […]
(1)生活文化研究所 最近10年間の研究班と研究報告書 研究所創設前史と言うべき昭和43(1968)年に発足した「安城学園大学食品公害研究会」の時代を研究所の揺籃期とし、創設後の10年(~昭和57年)を草創期、次の10年 […]
(1)豊田学舎の地域への活動―パソコン講座とその周辺 パソコン講座の始まりと広がり パソコン講座は経営学部経営情報学科が開設されてから3年目の平成6年、学内でのコンピュータ授業担当者山本直3教授と小谷野錦子教授により始め […]
(1)学生会規約の改正 豊田学舎では、コミュニティ政策学部創設の平成10(1998)年から13年にかけて、年々在学生が増え、学生の自治会たる「学生会」もその重要性が高まってきた。一般的傾向として自治活動への関心が薄れるな […]
(1)短大をとりまく諸問題と対応 本学は明治45(1912)年に、安城裁縫女学校として創設され、平成14(2002)年90周年を迎える。短期大学としては、昭和25(1950)年の学制改革により、安城女子専門学校改め安城学 […]
(1)服飾科 スペシャリストの育成を教育目標として、この10年間にカリキュラムや行事などさまざまの検討を重ねてきた。特に、近年は18歳人口の減少や受験者の4年制大学への進学志向、高校の家庭科・被服科などの廃止や転科などの […]
(1)氷河時代の就職に挑戦 就職指導委員会の分離独立 短期大学は学校教育法第69条の2に「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成することをおもな目的とする」と規定されている。 このように本来短期大 […]
(1)学生委員会・学生部 役割と活動 家政学部の学生委員会と短期大学の学生部は、本学の学生が建学の精神の実践をめざし、健康的で快適な学生生活が送れるように、学生たちを指導し支援するだけでなく、キャンパス内外の環境整備を図 […]
(1)豊田図書館の誕生 経営学部図書館の歴史は15年前の昭和62(1987)年、経営学部が豊田キャンパスに開設されたとき、同時に始まった。それ以来10年間、学部所属の図書館として学内外の研究者、学生、学園関係者に利用され […]
(1)情報教育の流れ 近年のめざましい情報技術の発展に伴って、大学の情報教育も大きく変化してきた。もともとは、専門家を育てるための技術教育がその主流であったが、近年は全学生に情報やコンピュータを扱う能力を持たせるための基 […]
(1)教育を量から質へ―92カリキュラムスタート― 平成4(1992)年度から学校5日制を基軸とした新カリキュラムがスタートした。寺部清毅理事長が考える「時代の流れに敏感に反応した新しい教育の創造」「大きく変化する時代に […]
(1)3浦定夫学校長着任 平成7(1995)年4月、3浦定夫が新学校長に就任した。新カリキュラムスタート4年目の就任で、学校改革・教育改革途上の本校にとっては格好のタイミングであった。それと同時に、3浦学校長の丁寧な学校 […]
(1)男女共学順調にスタート―活気あふれる日々― 学園創立87年目の平成11(1999)年4月から共学がスタートした。入学生徒677名のうち、男子生徒は89名だった。1組から8組までを共学クラス、9組から17組までを女子 […]
(1)学校長の交代 寺部曉学校長の就任 昭和56(1981)年4月より本校教育の確立のために腐心した冨田太学校長は、平成5(1993)年3月をもって退職した。このため、5年4月より、安城学園副理事長の寺部曉が第6代の学校 […]
(1)共学への準備 共学問題検討委員会の設置 平成10(1998)年、移行準備を進めるための共学問題検討委員会が設置された。 委員会は、10年度を共学準備年とし、 1、共学化への基本的合意を確立する 2、共学化移行に向け […]
(1)修学旅行 昭和47(1972)年度より続いてきた南九州旅行は現在の形態では不満が多く、本校の教育目標に合うように部分的、大々的に変更すべきだという意見が大勢を占めた。そして、生徒がもっと主体的に参加できる方法はない […]
平成5(1993)年度の校務分掌再編によって、生徒会部の名称が自主活動部に変わった。これは学校月2回の5日制へ、そして完全5日制へ、更に、その当時にはおぼろげでまだ実体はなかったが、来るべき男女共学に向けての戦略的意味を […]
文化部は毎年開かれる春の若鮎祭、秋の文化祭をめざし、地道な活動を続けている。また、美術・書道・工芸・写真部は、私学展へも出展している。漫画研究部、自然科学部は定期的に合宿活動を行い、和太鼓は地域からの要請でいろいろな場所 […]
(1)再開発について 共学化に伴う再開発 安城学園創立80周年記念事業としての本校の再開発増改築工事は、平成3(1991)年7月に完了し、全施設の8割を建て替えた。昔の面影を残す建物は、理科棟(昭和48年、再開発後家庭科 […]
(1)附属幼稚園の概要 平成14(2002)年4月時点で、安城学園の附属幼稚園の概要は以下のようである。 ○愛知学泉大学附属幼稚園 園地 3,688平方メートル 園舎 1,399平方メートル 園児数 314名 ○愛知学泉 […]
(1)教育理念 平成元(1989)年の幼稚園教育要領の改訂に当たって、最初に議論が行われたのは、子どもの発達と子どもを取り巻く環境の問題であった。教育要領が制定されてから20年以上の歳月が経過しており、その間、子どもを取 […]
(1)安城学園創立80周年記念「飛行船」公演 平成4(1992)年11月、劇団「飛行船」による「ぼくらのおうち」の親子観劇会が安城市民会館で行われた。まるで本当の森にいるかのような木や花や家などの舞台装置に、子どもたちは […]